古伊万里酒造の酒蔵日記

山田錦が旧西有田地区で栽培が始まり２０数年たつと思いますが、
初めて等級検査に参加してきました。
今年からＪＡ伊万里酒米研究会を立ち上げ酒米生産者と酒蔵の交流が始まり、案内が来たので参加した次第です。
まず、農協倉庫に入荷された米を抜き取ります。↓

次に識別しやすいように黒いトレーに入れ、目視にて等級を判断します。
これまでは、モミが付いた状態だけで青モミの入り具合、粒の大きさなどで判断されていたようですが
今年は簡易精米機にかけて白米の状態にしたものも判断資料となっていました。
精米することで心白の大きさ位置などがよくわかり、検査員さんたちには好評でした。

今年のＪＡ伊万里地区は、反収量６表と例年になくいい出来で安心。皆さん笑顔でした。
何せ昨年は、うんか（害虫）の被害で40％しか収穫なかったので、
うちの蔵も酒米集めに四苦八苦したんです。
作付面積を広げてもらい豊作との結果はとてもうれしいです。
今度はいよいよ酒蔵の出番です。今年とれたこの酒米を使い
うまい日本酒に変身させます。

ただ今山田錦生産者は１３名、佐賀の華が２名です。
みんないい顔してるでしょ！
古伊万里酒造で考える酒米は、地元さんの米であることが基本。
だって地酒なんですもの。地元米で造った日本酒を地元の方に飲んでいただく！
これを基本として造っていきたいと思います。
そして夜はお楽しみの反省会という飲み会!(^^)!
酒どころは米どころ、米どころは酒どころを合言葉に
これからも酒米生産者の皆さんと杯を交わしました。

これまた皆さんいいお顔。
ちなみに、福岡国税局純米酒大賞受賞宮の松で乾杯、
松浦一純米大吟醸、万里長純米酒、宗政純米吟醸-16そして古伊万里前全量山田錦純米酒、すみやま無濾過生原酒。
でそれでも足らずお店にあった鍋島特別純米酒と合計７升飲み干しました！